2017年4月24日月曜日

第14回 日本顕微鏡歯科学会学術大会

4月14日(金)〜16日(日)にかけて、第14回となる日本顕微鏡歯科学会学術大会が、東京の一橋講堂で開催されました。



今まで私は学会事務と一緒に大会開催にも携わっており、いろいろたいへんだったのですが、今回はほぼ学会事務のみで楽でした。というか、それが当然なのですがね。

認定審議会・理事会・評議員会総会、3演題の座長をやってきました。



座長の時は発表者のPCトラブルがあり、間を持たせるために発表の前に質問をするという荒技に。抄録をよく読んでおいて良かったです。



日曜朝は恒例の朝ランに。台湾からの参加者も含めて、皇居一周+東京タワー往復の11km、ちょっとやりすぎました。



歯科衛生士セッションにはスタッフ全員で参加。会場はものすごい盛り上がりでした。



実はロビーでは早くも来年の大会の井戸端、いや作戦会議が。何をするのかはまだ言えませんが、もしかしたら歴史に残りそうな企画となりそうです!


さて、今回の参加者は過去最多の600名超。顕微鏡歯科学会もここまで来たかとという感じです。メイン会場の一橋講堂だけでは収容しきれず、別部屋のサテライト会場にて講演のビデオ中継がされました。

金曜日のハンズオンでは卓上設置型の顕微鏡が4会場に10台ずつ置かれ、展示も含めると計50台強の顕微鏡が集結したことになります。

ハンズオンの風景は私が10年前にアメリカで受けた研修の雰囲気にそっくりで、とても日本の光景とは思えない壮観なものがありました。ちょと前までは考えられない、まさに隔世の感があります。

認定審議会では、前回から5ヶ月しか経っていないにも関わらず、13名の受験者を集めました。

私は参加できませんでしたが、金曜日のプレカンファレンスも70名以上の参加者を集め、大盛況だったと聞きます。

歯科衛生士セッションは別会場でしたが、ここも満席で歯科衛生士の数がとても多く、とにかく何から何までひと昔前では考えられないような事ばかりです。

さて、これらを持ってして、大会は大成功だったと言えるのでしょうか? 表面的にはそうでしょう。たしかに取材に来ていた方々は一様に会の盛り上がりに驚いており、記事にしたいネタが多すぎてたいへんそうでした。

しかし私は思います、これはバブルだ、そう思った方がいいだろう…と。


昨年4月、健康保険に顕微鏡使用が一部認められ、顕微鏡は一気に出荷台数を伸ばしました。そのせいもあり、学会には今年に入ってから新入会員が200名以上もあり、総会員数は1200名を超えました。たしかにこれは顕微鏡人気を反映したものであり、参加者が過去最大になった大きな要因の一つです。

また大会長の鈴木先生の人脈で、今まで参加した事がなかった方を多く集めることができました。

しかし、この勢いはいつまで続くのか?勝って兜の緒を締めよとはこの事ではないか。

来年の大阪は地理的な要因もあり、ここまでの参加者を集める事は難しいかもしれません。真価を問われるのは再来年の東京です。その時に、今年と同じ人数を確保するには、今から何をしなくてはならないのか?執行部は草の根活動をさらに徹底して行く必要があります。

この学会の特徴は、良くも悪くも「若い会員が多い」という事です。会場は活気はあるものの傍観者的な方が多く、自分が何かを発信しよう・作り上げようという方を掬い上げられるようにはなっていません。

その証拠として会場ではまだまだ質問者が少なく、座長が代わりに質問をしなくてはならない場面が多々あります。学術大会に不慣れな若い会員が多いからでしょう。

また顕微鏡の普及を見ると、都市部に偏っていることと、全体的に東高西低です。

大学への普及率も偏っており、私立大学ではかなり普及し臨床応用も進んでいますが、旧国立系大学(独立行政法人)への普及は一部を除いてまだまだです。部分的とはいえ保険導入されたのですから、基幹病院がこれでは困ります。学会では一大学一評議員を目指しているのですが、なかなか人材が見当たりません。

これらを一つ一つ解決して、2年後にはもう少し地に足のついた学術大会にしなくてはなりません。

私はまだもうしばらくは会務に関わると思いますので、地道に人材探しに回ろうと思います。

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さて、次期大会は、来年4月20~22日に大阪大学にて開催されます。大阪はホテルが取りにくい状況が続いていますので、早めの予約をしましょうね。

では会員のみなさん、来年もまた会場でお会いいたしましょう!

なお本会の模様は、歯科医療従事者専用サイト WHITE CROSS に詳しく紹介されています。ぜひそちらもご覧になってください。