2015年3月29日日曜日

非常勤スタッフは採用しない


医療の現場は何がおきるか解りません。この日も予定していた内容は術中に変更となり、急遽骨を移植する事になりました。

これくらいならまだ良いのですが、患者さんの容態が急変したり、手術中でなければ診断できない内容に敏速で柔軟に対応する必要があります。

それには日頃からの準備と、スタッフとの意思の疎通が重要です。私が非常勤を採用せず、あくまで常勤スタッフのみにこだわり、勤務時間にシフト制を導入しないのはそのためです。

朝全員で掃除やミーティングをし、最後は全員で片付けてミーティングで終わります。

非常勤スタッフを雇うなど、診療時間を延長すれば収益も上がるかもしれません。しかしそれではたいせつな意思の疎通が希薄になるし、責任の所存も曖昧になりやすい。

私たちのような幅広い選択肢を持つちょっと特殊な医療機関では、それはできません。スタッフ全員が常に同じ情報と視点を持つ、それが重要です。