2014年6月30日月曜日

Act or Die !? 東京 開催決定!

シリーズでお送りしております日本臨床口腔外科医会「Act or Die !? 顕微鏡が明らかにした現実に応える」のレポートですが、なんと急遽同タイトルで東京でも開催する事になりました。


東京からわざわざいらしてくださった先生がおられたのですが、ぜひ東京でもという事で実現いたします。大阪で行った5時間半を2時間に凝集し、さらに新しいネタも加えてお送りいたします。

しかしどうも今回は目が肥えた先生が集まりそうで怖いです。。。

お申し込みは以下のメールアドレス、またはfacebookページからどうぞ。

***

日本酒歯科医師会生涯研修
Act or Die !? 
in TOKYO

〜 顕微鏡が明らかにした現実に応える 〜
平成26年8月8日(金)18:30~20:30

今年春に大阪で行われた日本臨床口腔外科医会研修会で好評を博した「Act or Die!?」が東京に帰ってきます。

長年顕微鏡を用いた治療に携わり、この分野の第一人者でもある吉田格先生(東京都中央区開業)に、顕微鏡が明らかにした現実を余すところなくお話ししていただきます。

格先生ならではのバリエーションに富んだお話と臨床動画で、あっという間の2時間になる事でしょう。

 主 催:PMC
 後 援:日本酒歯科医師会
 定 員:40名
 参加費:3,000円
 懇親会:希望者のみ 約5,000円予定

お問い合わせ・お申込先:メールyoshihime@icloud.com宛、またはfacebookページに、講演会及び懇親会の参加についてお知らせください。会費は当日受付にてお支払いただきます。なおキャンセルは必ず3日前までにお知らせいただけますようお願いいたします。

 会 場:TKP八重洲カンファレンスセンター1A
      東京都中央区京橋1-7-1 戸田ビルディング
     03−3562−8522


2014年6月24日火曜日

パルスオキシメーターを使ってみよう

日本臨床口腔外科医会・9


顕微鏡を使うと裸眼での治療の不備が本当に良く見えます。「これではうまく行くはずがないな」と誰もが気づきます。だからやる事が増えて治療時間が延長する、これはちょっとしかたがない事です。15分くらいで終わっていたものも、1時間かかけてやっとこれでいいかなというレベルに達する事など普通にあります。

しかし、だからといって無制限に時間を延長できるわけではありません。治療している側はけっこう楽しい(?)のですが、患者さんは口を開けっ放しで待ってる訳です。たいくつだし、暇だし、早く終わらないかなと思い続けているわけです。

先にも書いたように治療中の患者さんに気遣うのは大切ですが、把握し続けるのはいくら気配りをしていても難しいものです。たとえ顕微鏡を使っていなくても、患者さんの顔はタオルかドレープで覆われていますので、顔色を伺う事はほとんどできません。

そこで登場するのがこのパルスオキシメーターという装置です。いわゆる生体モニターの一種で、患者さんの疲労度をある程度測定する事ができます。

歯科口腔外科においてパルスオキシメーターは、主に抜歯やインプラント手術のような外科処置時に使用する事が多いと思います。インプラントを多く行う先生は必ずお持ちと思いますが、実は他の治療にもおおいに役立ちます。

パルスオキシメーターは指先にレーザーセンサーを着けて、血液中の赤血球のうち何パーセントがちゃんと酸素を運んでいるかを読みます。これを「動脈血飽和酸素度(SPO2)」と言うのですが、我慢して呼吸が乱れたり浅くなって来ると数値が落ちてきます。

平常時でだいたい98%前後なのですが、治療で疲れてきたり、痛みを我慢していると95%を下回ります。

私たちが使っている装置はこれに自動血圧計・脈拍計・心電計が付いているのですが、SPO2の低下と共に血圧も上がって来ると「あ、疲れてきたな」と判断します。だいたい治療開始40分後から変化が現れる事が多く、私たちは一つの指標としています。

ただしそうだと言っても手を抜いて治療を早く終わらせてしまうわけではありません。患者さんにもある程度頑張ってもらわなくてはなりません。

しかし治療中の患者さんは孤独です。周りは見えませんので、周囲の情報は耳だけが頼りです。しかし診療室は音楽が流れているとは言え、治療器具の雑音や私たちの声がします。「早く終わらないかな〜」と考え続けているのは間違いありません。そのまま1時間あまりの治療とは、やはりストレスです。

ですから私たちは治療中はできるだけ患者さんに声をかけるようにしています。これは「あなたは一人じゃないんだよ」というサインです。「今ここまで進みましたよ」「治療を進めて良かったですね」とか、安心材料を投げかける事でSPO2の低下を食い止めます。

SPO2が95%を切るといったん治療の手を止めて、患者さんに「ムリしてませんか?」とお訊きし、深呼吸をしてもらいます。するとたちまち97%くらいに回復しますし、血圧も下がります。このような細かいコミュニーケーションが特に顕微鏡治療中には大切になると思います。

実は前項で書いた「拡大視野に固執すると全体像を見失いやすい」とはこの事で、「いい治療をしてるんだから、ちょっとくらい我慢しろ」などと思っていると、気持ちは患者さんに伝わり疲労も早いものです。患者さんの気持ちを読み取りながら、こちらも治療手順の無駄をなくし、いかに確実に・いかに早く完了させるかが診療室全体の評価となると思います。

それから、パルスオキシメーターは外科や長時間治療時以外にも活躍します。例えば歯形を採るとき、これも呼吸が抑制されるのでSPO2の低下と血圧の上昇がおきる事が解っており、特に高血圧の方や高齢者の治療にも有効です。型取りは短時間とはいえ、やはり苦しい事ですよね。外科系以外は関係ないとお考えの先生は、ぜひご一考いただきたいものです。

〜つづく

2014年6月23日月曜日

木を見て森を見ず、歯を見て全身を見ず

日本臨床口腔外科医会・8



顕微鏡は一部分を拡大して見せる装置ですから他の部分が見えなくなる、つまり視野が狭くなると言えばその通り、これは拡大鏡(ルーペ)の場合も同じです。しかしその分情報量は圧倒的で、それはそのまま治療の精度や質に影響します。

ただ文字通りの「視野が狭くなる」だけなら良いのですが、治療に集中するあまり心の視野まで狭くなってはいけません。常に実際の視野の及ばない所にまで気配りをし、患者さんの負担を少なくする努力をしていかなくてはなりません。

木をみて森を見ず
歯をみて口腔を見ず
口腔を見て全身を見ず

拡大視野に固執すると全体像を見失いやすい

…という事を常に念頭に置く事が重要です。歯は一本一本の状態も重要ですが、最終的には隣同士の位置関係や全体のバランスが重要で、そこは顕微鏡や拡大鏡の苦手分野と言えると思います。

私も顕微鏡を使いたての頃は患者さんやスタッフそっちのけで、視野に入る病気相手に楽しく(?)格闘していた記憶があります。しかしたまに視野を接眼レンズから外し他を見渡す、あるいは顕微鏡を覗いていても心は周囲にも張り巡らすという気持が大切だと思います。

なおこれは個人的な感想なのですが、拡大鏡は頭を動かしても常にレンズが着いてきますので、ちょっとうっとおしいというか、邪魔な感じがするのは否めません。私が顕微鏡の方を好んで使っているのは、そのせいもあるかもしれません。


2014年6月22日日曜日

拡大鏡 vs 顕微鏡

日本臨床口腔外科医会・7



顕微鏡とよく混同されるのですが、メガネ型の拡大鏡(ルーペ)も臨床で有効な装置です。

拡大鏡は最近安価なものが増えており、低倍率のものであれば高性能なレンズを使う必要も無いので¥30,000くらいから手に入ります。

一方顕微鏡も最近安価なものが増えてきましたが、それでも最低¥1,000,000、長く使って行こうと思ったら¥3,000,000以上の投資が必要です。この価格差をもってして「別にルーペでもいいじゃないか」「顕微鏡なんて要らないよ」と言われる先生はたくさんおられます。

またルーペの方が手軽で取り回しが楽かもしれませんし、どこにでも持って行けます。しかしそれで顕微鏡不要論を振りかざすのも、ずいぶんともったいない話ではないかと思います。



「拡大して見る」という点では確かに両者は共通しています。しかし、、、それだけ、、、です。だから本来比較対象にならないと思います。

私は臨床で顕微鏡も拡大鏡も使っていますが、それはそれぞれに得手不得手があるからです(だいたい顕微鏡7・拡大鏡2・裸眼1って感じです)。簡単に列挙すると、
  1. 顕微鏡は拡大率が可変で3〜20倍程度まで自由
  2. 同軸照明なので、根管内など深く狭いところまで見える
  3. 見たままの画角で撮影やモニター出力ができる
  4. 顕微鏡は観察軸が可変で、裸眼や拡大鏡では不可能な方向から観る事ができる
といった感じでしょうか。この中でもっとも重要なのが4なので、少し補足します。


拡大鏡は裸眼と同じで、見る方向と見える方向が一致しています。前を向いていれば前が、下を向いていれば下が見えます。歯科治療ではだいたい下を向く事になります。

ところが顕微鏡は前を向いていても、見えるのは下だったりします。つまり自然な姿勢で下にいる患者さんの治療ができる、これは楽です。



そして下向きだった顕微鏡の鏡筒を水平に近づけると、今度は鏡を使わずとも裏側を観察する事ができます。通常術者は患者さんの顔に対し9~12時の位置に座りますが、その状態で3~9時の方向から拡大して観る事もできます。これを拡大鏡で実現しようと思うと、患者さんの上にまたがるか、患者さんを天井から宙づりにするしかありません。

見える方向が違う=視点が変わるという事で、顕微鏡を使う事で新しい術式も開発されてきました。これは大きな違いです。

顕微鏡と拡大鏡は決して対立関係にあるわけではありません。良い所を活かして適材適所で用いれば良い訳で、両者は相互補完の関係にあると思います。私のようにだいたいどんな治療でも一人でやる者にとっては、どちらもなくてはなりません。

顕微鏡を批判している先生のお話を聴くと、根菅治療を積極的に行っていないとか、使いこなせず手放したような方もおられるようです。診療スタイルは一人一人が違うのでそれはそうなのでしょうが、やっている事が違うのにいちいち批判することはないと思います。残念な話です。

2014年6月20日金曜日

歯科用顕微鏡は特殊な装置なのか?

日本臨床口腔外科医会・6



本会の広告にもあるように、顕微鏡は特殊な治療に使う特殊な装置とお考えの方が多いようです。

たしかに顕微鏡は根菅治療における破折器具の除去や、露出した歯根面に歯肉を移植してカバーするなど、ちょっと日常臨床とは言いがたい治療に使う装置と紹介されてきました。

口腔外科の先生にとっても、血管縫合などのためだけに使う装置と思っている方が多いのも無理なからぬ事です。

もちろんそれらを顕微鏡なしで行う事は難しいでしょうし、逆に言えば顕微鏡の出現により術式が開発され、きちんとトレーニングすれば誰にでも行えるようになったものだと思います。

ではそれ以外の治療には必要ないのかと言えば、ぜんぜんそんな事はありません。顕微鏡は平易な日常で用いてこそ意味があるものと思います。

例えば良く有る治療の一つで、コンポジットレジン修復というのがあります。比較的小さなムシ歯の治療のために行われる方法ですが、実はこの治療の成績というのは私が見る限りあまり良くありません。

どういう事かというと、詰める時にはみ出たり、足りない所が、つまり過不足が非常にでやすいのです。

口の中とは見えそうで見えない所が多い、狭く暗く鏡を使わなくては見えない裏側の治療ではそのような事が頻発します。しかしそれは顕微鏡などで拡大しなくては気づく事もありません。

またそれ以前のムシ歯を除去する段階でも過不足が生じます。ムシ歯をとりきっていない、逆に健康な部分まで削りすぎてしまう、残念ながら肉眼には限界があります。

いろんな過不足があれば当然結果は着いてきません。コンポジットレジンの物性はたいへんな進化をしており、10年前の製品とはまったく異なります。しかし治療成績はというと、まったく変わっていない、これは施術する側のエラーが是正されていない事が最大の原因だと思います。

しかし顕微鏡の出現により、この状況は一変します。どんなに大きなムシ歯でも、最初は小さかったわけですから、その時にきちんと対策をしておけば晩年インプラントにまで進展する事はない、歯科医療とはそういうものだと思うのです。

ただし、それには治療時間と設備投資が必要であり、経営的・法的なハードルが出現します。

また患者さんは治療は早く終わって欲しいと思うし、早い方が腕の良い先生と勘違いするので、顕微鏡の導入は非常にやりにくいわけです。

2014年6月18日水曜日

顕微鏡歯科………?

日本臨床口腔外科医会・5


「顕微鏡歯科 (Microscopic Dentistry)」という名称がありますが、実は私はどうもこれが好きになれません。というか、そもそも日本語として不自然………な感じはしませんか?

だいたいこんな事を言うのは歯科だけで、顕微鏡耳鼻咽喉科とか顕微鏡脳外科など聴いた事がありません。あって当然、歯科も早くそうなるべきですが、そうでないからこんな名称を考える人が出てくるのでしょう。

それにどなたが考えたかは知りませんが、何か顕微鏡を使う事をブランディングしようという意図が見え隠れし、そういう意味でもシャイな私は(?)ちょっと引いてしまうのです。

しかし日本顕微鏡歯科学会というのもありますし(あ、私は事務局長だった…)、学会は国際交流など対外的にも責任があり、また他に適切な言葉も見当たらないという事で、個人的にはちょっとしかたがなく使っている面があります。

まぁどうでもいい事かもしれませんが、、、


人の言う事はよくきけ しかし 人の言う事はきくな

日本臨床口腔外科医会・4

さてここからは実際に使ったプレゼン画面を用いながら、私の考えをまとめて行きたいと思います。最初はコレ。私が個人的に講演をさせてもらう時は、だいたいこの画面からスタートします。


人の言う事はよくきけ
しかし
人の言う事はきくな

うーん、このままじゃ意味がわかりませんね。しかし漢字で書くとこうなります。


人の言う事はよく聞け
しかし
人の言う事は利くな

ということ、つまり、、、


よく傾聴せよ
しかし
鵜呑みにするなかれ

ということです。良く言う「リテラシー」を持って聞いていただきたいという事です。

若い先生に多いのですが、とにかく講演で聴いた事を全部信じきってしまう………たいへん危険な事です。講演とはほとんどの場合その人の一意見であり、他にも路がたくさんあるはずです。だからその講演を聴いて「自分はこう思うという意見が大切」と最初に申し上げるのです。

特に歯科の場合は機材機械が絡んでくる事が多く、バックに企業が構えていると勢い「物売り」みたいの講演をする先生が普通にでてきます。これを「誘導論文による販促講演」と言うそうですが、商売上手で口達者な先生は「これを使わないでどうするんですか?」と煽るわけです。若い先生などはそれで手を染め、後で「こんなはずではなかった」と後悔する、そんな話は後を絶ちません。

顕微鏡というハードを扱う講演では、もちろん顕微鏡なしで話はできません。しかしルーペ(眼鏡型拡大鏡)でも良いところもあるし、そっちの方が良い場合もあると思います。これも後で述べますが、自分の診療スタイルに合っているかどうかが一番肝心なのですが、その判断は自分にしかできません。

どんな分野でも「他人の話は良く傾聴する」ことが大切です。そしてそれを自分の日常に当てはめ、本当に自分のため・他人のためになり、時間とお金を投資するという覚悟があって初めて導入するという姿勢であるべきではないでしょうか。

顕微鏡が驚くような結果をもたらすためには、自分の診療スタイルに合っている必要があり、合ってなければ造り出す覚悟がいります。

しかし顕微鏡を買ったはいいが結局使いこなせずオブジェになっている、中には客寄せ用に飾ってあるだけの先生が相当数おられる、そして顕微鏡が中古市場に流れて行くという現象を見続けてきました。「鵜呑みにせず、考え続ける力」が求められていると思うのはそういう事があってのことです。

だから私の話はあくまで吉田個人の体験と考え方を述べるにとどまり、後は自分で答えを見つけてくださいという事になります。これはとかく「答えは一つ」という教育を受けてきた日本人には難しい話だと言われています。

というわけで「吉田格に騙されるな!」と釘を刺して、講演は始まります。


2014年6月17日火曜日

Act or Die !? とは…

日本臨床口腔外科医会・3


今回の講演のタイトルは「顕微鏡が明らかにした現実に応える」なのですが、なんとキャッチコピーに、、、

Act or Die !?

という、非常に恐ろしいものを着けられてしまいました!「行動か、死か!?」二者択一、究極の選択をしろという大阪の怖〜ぃ先生のお達しなわけです。

行動とは「顕微鏡を使うのか」ということで、「でなければ死せよ!?」と。大阪ではこれくらいの刺激は当然なのだそうです!!!

このキャッチ、元はと言えば歯周病学の世界で言われて来た「Floss or Die」、すなわち「フロスをするか、それとも死か」という標語から派生したものと思われます。さすがです。

後に述べるように、私は顕微鏡導入をそこまで大げさに考えているわけでないのですが、そもそも私のような凡人は顕微鏡が使えてやっと名人の足元に辿り着けるかというレベルですから、自由診療でコンスタントに結果を出さなくてなならない身としてはある意味当然。

さて講演はこれはコチラがやられないように、相当な覚悟で臨まなくてなりません。



講演は朝ランから始まる

日本臨床口腔外科医会・2


臨床口腔外科医会の会員にはフルマラソンを平気で完走する強者がゴロゴロしております。だいたいこういう人たちといっしょに居ると、前夜どんなに酒が入っていようとも朝ランから始まります。

ここ3年くらいは朝ランをするのが趣味に近くなっている吉田ですが、この日の集合は同じホテルに泊まった4名。


知らない土地を走るのは楽しいし、気持ちが良いものです。寝不足+二日酔いをものともせず、爽やか(?)な一日がスタートします。

2014年6月14日土曜日

日本臨床口腔外科医会で話してきた

日本臨床口腔外科医会・1

だいぶ遅くなってしまいました。こちらでお知らせしたように、4月20日に大阪大学中之島センターで、日本臨床口腔外科医会の研修会で一日お話をさせていただきました。

理事の久保先生は以前より歯科東洋医学会などでお世話になっていた方なのですが、その彼が突然顕微鏡を使いだし、もっと話を訊きたいということで私に白羽の矢が当たりました。

自分の臨床や考えを一日お話させていただけるような機会はめったにないので、これは
本当にありがたい事です。お話をいただいた時からこの日の事を忘れた事はありませんでした。

準備はけっこうやってきたのですが、やはり丸一日分ともなると資料は膨大。それをいかに構成して時間内に納めるかが問題です。

しかしこういう長時間講演は、会場の雰囲気を読みながら臨機応変に内容を変更して行く必要があります。そのためにプレゼン画面は飛ばしや入れ替えがしやすいように、柔軟性を持たせて組んでおかなくてはなりません。


用意した画面は300枚以上、ビデオの述べ時間はおそらく3時間以上はある膨大な量。これを講演中に切り貼りしながら繋げてゆきます。しかも話だけではなく、実際に顕微鏡を使った。デモンストレーションもおこなうというハードな企画。

学術講演ですからどうしても臨床例やその考察が中心の話になってしまうのが普通ですが、今回は演題が「顕微鏡が明らかにした現実に応える」としたように、自分の臨床に対する考え方や概念的な事を多く入れようと考えていました。

しかしそこの所は残念ながらしっかり伝えることができなかったと反省しています。そこで伝えきれなかった事を、会の模様とともに書いてみようと思います。

2014年6月8日日曜日

8月2日のオープンセミナーパンフレット

8月2日(土)のオープンセミナーのパンフレットをアップいたしました。今度のコラージュはいかがでしょう?少しはまともになったと思うのですが…




Open Seminar Vol.56

本物の
インプラント授業を
受けてみよう!


実は吉田はたまに「学校の先生」をやったりします。

近々インプラントの講義を歯科衛生士学校ですることになっているのですが、自分で言うのもなんですが、この授業は面白い!

そこで今回のオープンセミナーは、この学生に行う本物の授業内容を公開しようと思います。なぜそんな事をするのか?それは昨今のマスコミの偏った報道で、インプラント治療ばかりか歯科医療全体に不信感をお持ちの方が増えているからです。

残念ながら報道は現場の実情を反映しておらず、正しい情報が皆様に伝わる事はなかなか難しいのです。今回は誤った知識から身を守る方法までお話できたらと思います。

オープンセミナーはもちろん入場無料、お知り合いお誘い合わせの上是非いらっしゃってください (^o^)

2014年6月5日木曜日

コラージュに挑戦!?


挑戦…という程の事ではないのですが、コラージュ用ソフトってすごいたくさんありますね。

試験的にいろいろいじっているのですが、このピザのようになるソフトが気に入ってしまいました。適当に並べただけで稚拙なものですが、面白いのでアップします。

ホームページの大幅改変用でいろんな写真を撮っていますが、ま、私の写真だけ余計でしたね、、、