2011年11月25日金曜日

続報・基調講演をストリーミング配信!



いよいよ明日に迫った日本顕微鏡歯科学会、注目のストリーミング配信の時間が拡大されました!


 日 時:11月26日(土)14:00~14:30  理事長挨拶〜基調講演
     11月27日(日)16:15頃より 大会長賞発表〜表彰式〜新潟大会の詳細発表



大会長賞は一般公募から選ばれた14演題から、参加者全員の投票で決定されます。栄冠に輝くのはどなだでしょう!?

そして最後に、来年4月に新潟で行われる次期大会の詳細が大会長の五十嵐勝教授から明らかにされます。大注目です!

なお冒頭の理事長挨拶では、東日本大震災でお亡くなりになられた方々に黙祷を捧げます。ご視聴の皆様には同じく黙祷をお願いいたします。


2011年11月23日水曜日

基調講演をストリーミング配信!


3日後に迫った日本顕微鏡歯科学会ですが、なんとその基調講演などをUSTREAMにてストリーミング配信、つまり生中継いたします。必見です!

日 時:11月26日(土)14:00~14:30 理事長挨拶〜基調講演

多くの方に見ていただきたい素晴らしい内容ですので、学会としても画期的な試みとして実行いたします。ただし配信は当日の電波状況に左右されますので、配信を確約できるものではありません。

基調講演では顕微鏡治療の普及に命をかける三橋純大会長の熱いメッセージが顕微鏡治療の優位性と共に語られます。

なお冒頭の理事長挨拶では、東日本大震災でお亡くなりになられた方々に黙祷を捧げます。ご視聴の皆様には同じく黙祷をお願いいたします。

アインシュタインの眼「痛くない!怖くない!虫歯治療最前線」

10月1日に放送されたNHK-BS アインシュタインの眼「痛くない!怖くない!虫歯治療最前線」の録画を患者さんからいただきました。Kさん、ありがとうございましたm(_ _)m


さて感想ですが、まず古田(元ヤクルトスワローズ)がこんな事をしているとは思わなかった、、、あ、それはどうでもいいですね。

番組では顕微鏡・レーザー・コンポジットレジンと吉田歯科診療室の日常でかかすことのできない話題が連続します。とっても良く知っている先生もご登場です(^^)

テレビ番組とは短時間で美味しい部分を詰め込むので、誤解を招く事が多く呆れる事が多いのですが、本編はさすがに良くできていると思います。しかしそれでも補足しなくてはならない事があるので、おせっかいながら挙げてみました。


1・顕微鏡を見ながらムシ歯治療をしたら10分で終わった

これは困りましたね。絶対にありえません。なぜこのような編集になったのかは解りませんが、出演された先生もお困りだと思います。

古いコンポジットレジンを削り取る→ムシ歯を取りきる→ラバーダムを装着→改めてコンポジットレジンを詰め直す。あのアナウンサーさんの治療はちゃんとやれば30分以上はかかります。

顕微鏡を用いると肉眼より良く見えるため、そのぶん行程が増えます。番組では治療が全て完了したと言っていますが、これはただ古いコンポジットレジンを除去した所までではないでしょうか?


2・レーザーは痛くない

もちろん番組でも誤解がないよう配慮はされていますが、レーザーは「機械で削るよりは痛くない」「痛みが出ない事が多い」、と言うのが正しい表現です。回りくどいですが。

レーザーを「無痛治療」と大きく宣伝する先生が多いのですが、これはセールストーク、客寄せにすぎません。ご注意いただきたいものです。詳しくは以下をご参照ください。


(平成14年6月28日 エポカルつくば にて)


3・レーザーで歯を削る

これは本当です。ただしそれができるのは以下の2つのレーザーだけです。
  • Er:YAG レーザー(エルビウムヤグレーザー)
  • Er-Cr:YSGG レーザー(エルビウムクロムワイエスジージーレーザー)
日本で最も普及している炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)ではできません。レーザーの種類まで番組で言う必要はないかもしれませんが、患者さんが「レーザー」で検索して歯医者さんを捜す時代ですので注意が必要です。Er:YAG レーザーによる治療例は以下をご参照ください。

【吉田歯科診療室デンタルメンテナンスクリニック】

またレーザーは「ムシ歯だけ」を削るには有効ですが、冠を被せるためなど健全な部分を削らざるを得ない治療には使えません。あくまで小規模な治療限定です。しかしそれでもその効果はスバラシイものです。

    4・コンポジットレジンは簡単だ

    コンポジットレジンは扱いがとても難しい材料で、やり方次第で予後(持ち)がぜんぜん違います。番組で登場した前歯に詰める映像は残念ながらとても簡単な方法でした。

    本来ならラバーダムを装着するか、歯肉圧排という操作をして、歯肉から歯を隔離しなくてはまともに接着しないので、番組で言っていたような効果は望めません。

    当然時間がかかる治療になるので、番組で触れられているように保健ではペイいたしません。日本の保健医療機関で合法的に自由診療のコンポジットレジン治療を行うには、わざわざ保健適用外のコンポジットレジンを使わなくてはなりません。


    5・最新の歯を削る機械は静かになった

    あの「キュイ〜〜〜ン」というイヤな音がする機械は「エアタービン」と言います。確かに最近の機械は少しは静かになりましたが、やはり患者さんにしてみれば差は解りません。

    しかしそれよりもチョット静かな機械は30年ほど前から存在します。それは「モーター」です。歯科治療用のモーターは特に珍しい機械ではなく、もちろん吉田歯科診療室にも配備されています。

    エアタービンは圧搾空気で小さなタービンを回しますので、あんな音がします。一方モーターは「ウィ〜〜〜〜ン」という音、いくらかマシです。耳障りでないのはもちろんコチラ。

    ただし「骨伝導」による振動は同じようにありますので、やはり患者さんに違いは感じてもらえないでしょう。私たちは両者を適材適所で使い分けているのですが、おそらく気がついている方はおられないと思います。

    こればっかりはもう笑顔で許してもらうしかありません(^^)


    6・おまけ

    患者になったNHKのアナウンサーさんのレントゲンが映りましたが、根尖病変がいっぱいあってかなり心配です。そっちの方を問題にしたほうが………

    GUITAR STORIES ~情熱のスーパーギタリスト列伝~

    3日後に迫った学会準備で、今までに味わった事のないストレスと戦っています!これはハッキリ言って、開業医のする事ではありません。しかし引き受けた以上はやり抜きます!

    さてこんな時にはどのようにストレスを解消させるか!?それはまず場所を変える事。資料とコンピューターを鞄に入れて移動しまくります。今も早朝のデニーズ東銀座店で理事会用の資料を作成中です。

    しかしそれは仕事の延長。完全に気分を変えるにはどうするか?私の場合は「ギターを弾きまくる」こと。コレにつきます。

    ある日どうも体調が悪く頭痛があったとき、ギターを持ち大好きな曲をかけながらソロをとっていると、なんと30分後には頭痛が解消しとてもスッキリした事がありました。うーん、やはり病は気からだな!本当にそう思いました。

    そんな私にいつもエネルギーを送ってくれるのは、高校生時代からの憧れだった日本のスーパーギタリスト達。その彼らがテレビで熱いギター教室をやってしまうという、とんでもないコアでニッチな番組が放映されています。


    【BS12 TwellV】

    BSならではのピンポイント企画、制作者の思いが伝わってきます。本編はすでに再放送で、それも残すところ後数回。ほとんどテレビは観ず、録画設備も持っていない私ですが、これは全部みたいですね。個人的に順位をつけると、
    1. 和田アキラ
    2. 渡辺香津美
    3. 鮎川誠
    4. 野呂一生
    5. 森園勝敏
    さぁ、あなたのお気に入りのギタリストはどなたでしょう?

    2011年11月18日金曜日

    ぽたりぽたり きりんざん

    最近廻りにコアな日本酒マニアが増えています。ふと見渡すと頂き物の日本酒が数本。週末なのでそのうちの一本を開けてみました。



    これは兄から「良い酒だから」ともらった珍しい酒。裏面には名前の由来と醸造責任者の名前が手書きで貼られています。


    生産者の顔が見え思いが伝わってくる、規格大量生産ではできない格上の満足感が味を引き締めます。どのような産業もこのような配慮が必要、歯科も遅れてはなりません。

    2011年11月16日水曜日

    日本顕微鏡歯科学会 取材受付中



    さて、学会には一般の方のご入場はできませが、マスコミの方にはプレスシートをご用意しております。報道各社のご来場をお待ちしておりますので、下記まで問い合わせください。

    顕微鏡による歯科治療の現実に、きっと驚かれる事でしょう。

    日本顕微鏡歯科学会 第8回学術大会・総会 準備室

    i-land リテーナーを使ってみた


    実は私、矯正治療もやっています。骨格から問題がある難しい矯正はできませんが、軽めの矯正治療は良くやっています。

    で最近よくある話が矯正の再治療。昔矯正治療をやったんだけど、後戻りしちゃったんでどうしよ〜というものです。

    矯正で歯を動かす事自体はそう難し事ではないと言われています。適切な力を加えてあげれば歯は動きます。ところが歯が並び、矯正装置を外したとたんに後戻りが始まります。伸ばしたゴムが縮むのと同じです。

    そこで矯正装置を外したら、即座に歯をその位置で固定するための取り外しができるマウスピースのようなものを入れます。それが「リテーナー」と呼ばれるものです。

    矯正治療は「動かす事より、動いた後にその位置で固定する事の方が難しい」と言われます。この事を治療前に患者さんにしっかり言って協力をとりつけておかないと、再治療の原因になってしまいます。

    リテーナーはできるだけ長い期間装着していただかなくてはなりません。しかし自分で取り外しをする装置ですので、面倒くさくて外しっぱなしにしちゃう患者さんもおられます。それでは戻ります。

    リテーナーはどうしても必要なものなのですが、そこそこジャマなものではあると思います。表側はワイヤーが一本出ているだけですが、裏側(舌側)はプラスチックの厚みがでます。それを嫌って装着しない患者さんが多いのも解ります。

    で、もっと良いものはないのかと思っていたところ、偶然見つけたのがこのワイヤーだけのリテーナー、その名も「i-land  リテーナー」でした。


    このワイヤーだけのリテーナー、装着感はとても好評です。とにかく違和感が少なく、しゃべりやすいそうです。


    ワイヤーを手曲げし、鑞着(ハンダ付けのようなもの)して造られています。


    しかし良くこんな難しいものを造るなと関心してしまいます。変形しそうで怖いですが、口の中に入ってしまえば逆に安心です。お問い合わせは、有限会社ケイ・オ・エル(アイランドリテーナージャパン)まで。オススメです!


    2011年11月9日水曜日

    歯科衛生士シンポジウム 学生は無料!


    11/26、27に迫った日本顕微鏡歯科学会、事前登録者数も多く、とっても楽しい大会になりそうです。しかし懸念材料が一つ。歯科衛生士シンポジウムにどれくらい人が集まるか?なのです。

    実はこのシンポジウムはテーブルクリニックと平行して行われます。つまりドクターはみんなそちらに行ってしまい、あの広い富士見ホールにいったい何人の歯科衛生士が集まるのか…

    そこでというわけではないのですが、大会では実は学生は無料にしております。これは顕微鏡歯科のボトムアップをはかるうえで重要です。学生諸氏にはまたとないチャンスです。特に衛生士学校の学生さんにはたくさんいらしていただきたい!

    お知り合いの歯学部・歯科衛生士養成機関の先生・学生さんがおられましたら、是非お伝えください。来ないとソンですよ!


    なお学生の参加は必ず歯学部または歯科衛生士養成校の学生証の提示が必要です。詳しくは下記へお問い合わせください。

    学会へのお問い合わせ office@kenbikyoshika.jp



    2011年11月8日火曜日

    伊藤準也氏の時事講演

    ところでその伊藤さんは顕微鏡歯科のたいへんな理解者です。これまで私たちに多くの助言をしていただき、またテレビでも度々取り上げていただいております。

    そんな伊藤さんが、11月の日本顕微鏡歯科学会にて時事講演を行います。日本の医療を鋭く斬る氏の顕微鏡歯科に対する見解や展望が聞ける事でしょう。とっても楽しみです。

    日本顕微鏡歯科学会 時事講演
    平成23年11月27日(日)14:00〜14:30


    「宝島11月号」掲載記事が読めるように


    月刊宝島11月号に掲載された私たちの記事が、顕微鏡歯科ネットワークジャパンのサイトでご覧になれるようになっています。

    【月刊宝島11月号】

    私たちが実践する予防医療の一端をごらんにいただけると思います。伊藤さん、ご配慮ありがとうございました m(_ _)m

    2011年11月7日月曜日

    iPhone + Bluetooth Keyboard = ???


    最近はこんな感じで、iPhone に折りたたみできる Bluetooth Keyboard を繋いで長文を打っています。

    ただ打つだけならコレで充分、しかしやはりレイアウトなど出力を意識するとダメですね。

    メールも遊びならともかく、学会の仕事でまとめ送りしたりするのは難しい。

    けど「手ぶら派」の私としては MacBook Air を持ち歩かなくてよいのはとってもありがたい、何とかもっと使いこなせるように思案中です。

    世の中いつの間にかスマホばかりになってしまいましたが、みなさまはどんな使い方をしておられるのでしょうか。

    便利な使い方、ぜひお教えください m(_ _)m

    しかしBluetooth って、なんで「青い歯」なんでしょう?職業柄、気になります。。。

    (お台場 KUA'AINA より)

    2011年11月6日日曜日

    東京デンタルショーに行って来た・5 顕微鏡

    最後は顕微鏡ネタで締めましょう。


    PENTRON からは白い Bright VisionSONY NEX-5 を装着して出展。撮像範囲は十分。絞りがついてないので被写界深度は浅そうですが、それが許容範囲であれば最高のコストパフォーマとなるでしょう。録画像を早く見たいです。


    ヨシダからはLABOMED社のPRIMA DNT が登場。廉価版とはいえあなどれません。


    新デンタルサービス社が提供するZ100。眼科用を改造してあるらしく、pico MORAのようにちゃんと左右にチルトします。製造はやはりイナミ社でした。

    顕微鏡にもだいぶ選択肢が増えてきましたね。ちょっと診るだけか、長くきっちり使いこなすかでだいぶ悩む方が増えそうです。そんなお悩みをお持ちの先生方はぜひとも日本顕微鏡歯科学会にお越しください。

    於 日本歯科大学 生命歯学部


    於 日本歯科大学 新潟生命歯学部