2016年5月20日金曜日

オープンセミナー vol.60 が終了


5月18日に行われたオープンセミナー、昼の11時からというチャレンジングな時間帯での初開催、どうなるかと思っておりましたが、15名の方にお集まりいただきました。

今回も「なぜ歯科で栄養の話をしなくてはならないのか?」の説明から始め、人間は本来「米・パン・麺」などの炭水化物は要らないようにできていることの根拠などの基本的なことを、そして栄養医学療法で変化のあった方のお話などを100分ほどでお話いたしました。

そして今回はMSS様のご協力を得て、ビタミンCのサプリメントのサンプルを提供いたしました。



ビタミンCは美容関係でよく言われるものですが、それよりも老化の原因でもある活性酸素を除去したり、歯肉などのコラーゲンの合成を加速させるなど、歯科口腔外科でも非常に重要な栄養素です。

セミナーでは白血球が細菌を死滅させている様子を動画でごらんいただいたのですが、ここにもビタミンCが深く関わっています。逆に言えばビタミンCが不足しているかたの治療は難しくなるという事です。

ビタミンCは分解や排泄が早く、なかなか体内に留まりません。また野菜や果物からの摂取も意外に難しく、慢性的に不足する傾向にあります。

よく清涼飲料水などに酸化防止剤として添加されている合成ビタミンCがあるので十分だとの意見を聞きますが、すでに酸化している可能性が高く、あまり有効とは言えません。またストレスで大量に消費されますので、現代人はビタミンC小まめに補給するのが良いでしょう。

ちなみに前回はビタミンDのご提供でした。

さて次回のオープンセミナーは9月ころにできないか検討中です。決まり次第、またお伝えいたします。