2009年2月22日日曜日

歯根尖切除 vs インプラント

2月15日からの続きです。歯根尖切除に関する集中投稿の5本目。歯根尖切除とインプラントの使い分けについて、簡単にまとめましょう。


歯根尖切除(歯根端切除)は以下の場合に適用されます。

1・根管治療(歯内治療)を行いたくてもできない場合
  1. 大きく深い芯が入っていて、除去できない、あるいは危険な場合
  2. 除去可能だが、すでに自由診療による高価な冠が装着されており、除去したくない場合
2・根管治療(歯内治療)を行ったが、膿が止まらなく治癒の見込みがない場合

という事になります。2月8日の写真の方は1の両方の理由で歯根尖切除をする事になったものです。すなわち、すでにメタルボンドと呼ばれる自由診療による白いきれいな冠が入っている事と、レントゲンを見るとけっこうしっかり金属の芯が入っており、無理に除去しようとすると歯そのものが割れてしまう危険性が高いといいう事です